金武町からうるま市へ。一本の電話から始まった住まい探しの記録。
こんにちは。
沖縄本島中南部を中心に、介護保険外の暮らしサポートを行っている ちゅらハート です🌿
今回ご紹介するのは、「高齢で保証人がいないため、引っ越したくても物件が借りられない」 というご相談から始まったお話。
沖縄でも、こうした“住まいの壁”にぶつかる方が増えています。
そしてこの問題は、ご本人だけでなく、遠方に住むご家族・支援者の方にも深く関わるテーマです。
一本の電話「助けてほしい…引っ越したいけど借りられない」
ある日、ちゅらハートにお電話がありました。
「うるま市にお引越しをしたいけど、70歳以上の高齢で保証人もいない。どこに行っても断られてしまうんです…どうか助けてほしい。」
声のトーンから、切羽詰まった様子が伝わってきました。
詳しく伺うと、現在のお住まいは老朽化が進んでおり、エアコンもなく、夏の暑さが本当に厳しい とのこと。
室内に熱がこもり、逃げ場がない。夜も寝苦しく、体力も気力も削られてしまう。
このままでは生活にも支障がでてしまうと思い、ちゅらハートでお助けすることに決めました。
高齢者の住まい探しで起きやすい「見えないハードル」
住まい探しは、若い方でも大変です。
しかし高齢になると、さらにいくつもの壁が出てきます。
保証人問題
ご家族が遠方だったり、頼れる親族がいなかったり。
事情があって「保証人を立てられない」方は少なくありません。
年齢による入居審査
「高齢」というだけで、断られてしまうケースも現実にあります。
特に、単身の方はハードルが上がりやすいです。
体調・環境の問題
暑さ寒さ、段差、トイレや浴室のつくり。
“住めるかどうか”の判断そのものが難しくなっていきます。
こうした問題が重なると、「探すこと自体が苦しくなる」そんな状態になってしまうこともあります。
今回のサポート「物件探し〜契約まで」を一緒に進めた理由
ちゅらハートは、普段は外出付き添いや家事サポートが多いのですが、今回のように 生活の土台である“住まい” に関わるご相談が入ることもあります。
そして、住まいが落ち着かなければ――
通院も、買い物も、食事も、睡眠も。すべてが不安定になってしまう。
だからこそ今回は、状況を整理しながら「一緒に住まいを決める」 ところまで伴走する形を取りました。
知り合いの力も借りながら「契約まで前進」
まずは条件の優先順位を確認しました。
- うるま市で生活しやすい場所
- 暑さ対策(エアコン設置の可否)
- 近隣環境(スーパー・病院・交通の動線)
- 駐車場の確保(必要に応じて)
- 入居審査・保証人の課題をどう乗り越えるか
ここを曖昧なまま進めると、途中で行き詰まります。
そして今回、ちゅらハート側でも動ける範囲を広げ、知り合いのネットワークも活用しながら、物件探しを進めました。
「もう無理かもしれない…」
そう感じていた状況から、少しずつ歯車が噛み合い始めます。
最終的に、内覧〜契約の段取りまで進めることができました!

内覧の時間は「新しい暮らしの希望」が生まれる時間
内覧は、ただ部屋を見るだけではありません。
「ここなら眠れそう」
「夏場も安心できそう」
「この動線なら生活できるかも」
住まいが決まるということは、生活が整うということ。そして生活が整うと、気持ちも落ち着いていきます。
今回は周辺の雰囲気が分かるように写真も残しました。
「駐車場探し」もセットで考えると、引っ越しはスムーズになる
住まいが決まっても、実はここで終わりではありません。
沖縄は車社会。
物件によっては駐車場が別だったり、希望の距離に確保できなかったりします。
そこで今回は、近隣の駐車場も一緒に探すところまで進めました。
こういう“あとから困るポイント”を先回りして潰しておくと、引っ越し後のトラブルがぐっと減ります。

住まいの問題は、本人の努力だけでは解決できないことがある
今回のケースで改めて感じたのは、”高齢者様のお引越しは本当に大変”ということ。
住まい探しは、「本人が頑張ればどうにかなる」という話ではないことが多いです。
「情報、手続き、交渉、連絡、書類提出」どれか一つでも止まると、前に進めなくなります。
そして高齢の方ほど、体力・気力の負担が大きい。
だからこそ、周りの支えが必要になります。
もし同じ悩みがある方へ:知っておくと安心な“選択肢”
ここからは、ブログを読んでくださっている方へ向けて、少しだけ有益情報もまとめます。
※制度や条件は地域や状況で変わるため、詳しくは各窓口へ確認が必要です。
1)保証人不要の物件を探す
保証人が難しい場合、保証人不要や親族以外でも保証人になる事が可能な物件もあります。
物件によって可否が異なるため、最初に確認するとスムーズです。
2)地域包括支援センター・社協に相談する
生活背景も含めて整理してくれる場合があります。
「住まいの困りごと」は、意外と相談実績が多い分野です。
3)高齢者向け住宅・見守り体制のある住まいも検討する
一般賃貸が難しい場合、選択肢が広がることもあります。
ただし費用や条件は様々なので、比較が大切です。
4)“引っ越し前後の生活”までイメージする
部屋が決まっても、
- 荷物整理
- 住所変更
- 生活導線
- お買い物手段
- 通院の動き
- ここが崩れると、結局暮らしが落ち着きません。
「住まい」だけでなく「暮らし」まで見ていく視点が重要になります。
おわりに「住まいが決まると、人生がもう一度動き出す」
今回のご相談は、スタートの時点で切迫感がありました。
それだけに、契約まで進められたことは大きな一歩です。
“住まい”は、ただの箱ではありません。
・安心して眠れる場所がある。
・暑さ寒さから守られる。
・心が落ち着く居場所ができる。
それだけで、人生はもう一度動き出します。
ちゅらハートは、介護保険外のサポートとして、家事や外出だけでなく、こうした 「暮らしの土台を整えるお手伝い」 にできる範囲で向き合っていきたいと考えています。
お問い合わせ
「保証人がいなくて住まいが決まらない」
「引っ越しをしたいけれど、何から始めればいいか分からない」
「頼れる人が近くにいない」
そんな時は、ひとりで抱え込まずにご相談ください。
ちゅらハートが全力でサポートさせていただきます!🤝
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スタッフより
「もう無理だと思っていた」
そんな言葉が、少しずつ「助かった」に変わっていく瞬間に立ち会えること。
それが、私たちの原動力です。
これからも一つひとつ丁寧にできることを積み重ねていきます。

